答えは人間の分解能力にあるそうです。
NMNを飲むと、各臓器でNAD+（ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド）という物質に変化し、問題が起きている箇所を修復します。
この時に、NMNの全てがNADに変化するわけではなく、排出されてしまう部分もあるのです。

神秘とも言うべき人間の分解能力、ここに原因があったのですね。
仕方ないとしか言えない部分でもありますが、どうにかしてNMNの恩恵をより良く受ける方法は無いのでしょうか？

答えはあります。
単純な話ですがNADへ変化する時に取りこぼしてしまうのであれば、
体内に常にNMNが巡るような体制が整えられれば、
常にNADへ変換され、取りこぼしをカバーできるという仕組みです。
ではNMNを常に体内に巡らせる方法とは？NMNににている名前のニコチンアミドリボシド、通称NR。
1粒125mg×60粒で5000円程と購入しやすい価格で販売されている
NADの前駆体ですが
血中には存在できないため、異常箇所の修復は見込めないという意見や
NMNと同等の効果を示唆している意見もあり賛否両論です。

NAD前駆体という観点から見ると、NMNと一緒に摂ることで、
NADの取りこぼしは減りそうですね。体内ではつくる事のできない、必須アミノ酸の１つ、トリプトファン
トリプトファンは脳に運ばれると、
セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンといった神経伝達物質をつくり、幸せホルモンとも呼ばれる成分ですが、
このトリプトファン、
解毒・分解を行う肝臓においてNAD産生に非常に役立ちます。
お酒の分解などに大量のNADが消費されてしまうのはご存知でしたか？

せっかく、NMNを飲んでも、お酒も飲んだら、一気に分解されてしまうのです。
そこで、NMNと一緒にトリプトファンを飲むと、NADの大量消費に備えることができるということなのです。